『SEO対策のためのWebライティング実践講座』出版

SEO対策のWebライティング本出版

技術評論社より『SEO対策のためのWebライティング実践講座』出版

SEO対策のためのWebライティング実践講座 丸善&ジュンク堂2015年2月19日(木)、よりWebサービスの発展と進歩に貢献するためのプロジェクトの一環として、技術評論社様より『SEO対策のためのWebライティング実践講座』を出版しましたので、ここに報告致します。
IT関連の書籍で非常に定評のある技術評論社様のご依頼を受け、セミナーやコンサルティングだけでは接することのできない方々にも正しい情報や効果の高いノウハウをご提供できるよう、コンサルティングやセミナーで人気の内容を1冊の本にまとめましたので、ぜひお手に取って頂けると幸いです(左は渋谷の東急百貨店本店の丸善&ジュンク堂書店での写真です)。
書籍の詳細はamazonからご確認ください。

『SEO対策のためのWebライティング実践講座』まえがき

以下に書籍の『まえがき』を引用します。

SEO対策のためのWebライティング実践講座本書は、Webサイトで常に目的の成果を上げられるよう、Webに最適化した、感覚に頼らない新しいライティング方法を提供する書籍です。
これまでなかった新たな方法論が、Webライティング初心者はもちろん、Webライティングを職業とする上級者にとっても新たな気づきを提供し、全ての人にとって意義のある書籍となることを願っております。

WebにはWebに最適な方法がある

Webライティングは、簡単に言えば「Webで公開するコンテンツを作成すること」に過ぎません。また、Webは書籍や新聞などの紙の世界と異なり、非常に歴史が浅いため、まだまだ研究が進んでいない分野でもあります。
そのため、多くの既存の専門書やセミナーでは、紙媒体で利用されてきた方法の簡易版を紹介するだけで、「Web」のためのライティング方法は語られずにきました。しかし、Webのコンテンツは全てのページがスタートページになりうること、画面上ではページの一部分しか表示されないこと、他コンテンツと容易に比較されること、SEO対策によって集客できることなど、紙の世界とは異なる様々な特徴があります。Webの世界で大きな成果を上げたいのなら、Webの特徴を踏まえ、紙媒体で利用されてきた方法の簡易版ではなく、Webの世界に最適なライティング方法を確立する必要があります。
本書はWebの特徴を踏まえたライティング方法はもちろん、Webだからできる情報収集や改善方法、様々な無料ツールの利用方法など、紙媒体とは異なる、Webのための新しいライティング方法を提供します。

感覚に頼るライティングはダメ

学生時代、国語の先生に文章を上手に書けるようになりたいと相談したところ、「たくさんの本を読みなさい」と言われたことがあります。国語は数学や科学とは異なり明確な答えがないため、時として多くの人が感覚に頼って向き合おうとします。しかし、感覚に頼った方法を身に付けられるかどうかは不確実で、たとえ長い時間をかけて身に付けても、常に安定した成果を上げることは困難です。
もちろん、小説や詩のような人の心を揺さぶる文学作品を作成するためには、豊かな感性と豊富な経験が必要でしょう。しかし、Webライティングの目的は、「商品を売りたい」「ファンを増やしたい」「会員を獲得したい」など、非常に明確で単純な成果です。より早く、より安定した成果を上げたいのなら、感覚に頼らない再現性の高い方法を確立し、実行する必要があります。
本書は、高い成果を上げるコンテンツを常に作成できるよう、成果の上がる文章の構造やストーリータイプ、効果的な訴求ポイントを具体的に提示するなど、感覚に頼らない再現性の高い方法論で構成されています。

10年先を見据えたSEO対策

本や雑誌などのリアルの世界のコンテンツでは、ターゲットを振り向かせるために様々な宣伝が必要です。一方Webコンテンツは、検索エンジン対策ができれば、コストをかけた宣伝をしなくてもターゲットに情報を届けることが出来ます。この検索エンジンに対策し、検索結果の上位に目的のコンテンツを表示する方法はSEO対策と呼ばれ、Webサイトの成否を決める最大の要因の1つとなっています。
このWebでの成否を決めるSEO対策に対して、様々な業者や専門家が向き合ってきましたが、2011年以降、世界最大の検索エンジンであるGoogleが行ったパンダアップデートやペンギンアップデートと呼ばれるサイト評価基準の変更で、それまでのSEO対策のほとんどが通用しなくなり、多くのWebサイトが収益を上げられなくなりました。そしてこのような変更は、今も途切れることなく続いています。
本書はSEO対策の本質に立ち戻り、「検索エンジンのあるべき姿」を考え、検索エンジンの進む未来に沿った方法を確立することで、激動するWebの世界ですぐに効果を失う小手先のSEO対策ではなく、常に成果を上げ続けるSEO対策を実現する書籍です。短期的な効果だけでなく、長期的な視点に立った、10年先も通用するコンテンツの作成方法を身に付けることが、より大きな成果をもたらすのです。

万人が書くべき情報を持つわけではない

Webライティングに限らず、何かコンテンツを作成する際に、好きなことや得意な分野の情報だけで作成できることは稀です。もっと言えば、好きな分野や得意な分野でさえ、他人に提供し、対価をもらえる程の情報を持っている方がどれだけいるでしょうか。しかし現在は、ホームページやブログ、SNSを利用して、専門家でない一般の方でも情報を発信し、アフィリエイトなどで収入を得られる時代です。また、望まなくても業務としてWebコンテンツを作成しなくてはならない状況に置かれることもあります。
本書では提供する情報がない方や、コンテンツを多量に作成するために専門分野ではないコンテンツを作らなくてはならない方でも、人気のトピックスを選定し、目的の成果を上げるコンテンツを作成できるよう、具体的な情報収集の方法から解説をしています。十分な知識を持ち、対価を得られる情報を持っている方にとっても、Webを活かしたトピックスの選定方法や情報の収集方法は、非常に参考になるでしょう。

「知っていること」と「できること」は違う

スポーツの技術は、突き詰めれば全て、てこの原理や遠心力などの物理法則にもとづいています。だからと言って、てこの原理や遠心力などの物理法則を知っているだけでは、サッカーでシュートを決めたり、柔道で人を投げたりできるわけではありません。何事にも当てはまりますが、「知っていること」と「できること」は違うのです。
同様に、原理や方法が羅列されている本を多く見かけますが、それらの実践方法が書かれていなければ実行できず、成果に結びつきません。成果を上げるためには、原理や法則だけではなく、「できる」ようになるための「やり方」が必要です。
本書は「読めばできる」実践的な書籍となるよう、実際に実行するための具体的なやり方にまで落とし込んだ「方法」とともに、それを実際に実行した「実践」をセットで掲載しています。パソコンを開き、一緒に作業をしながら本書を読み進めて下さい。本書を読み終わった時、しっかりと成果を上げられるコンテンツが1つ、出来上がっているはずです。

実は非常に広い、Webライティングの領域

高い成果を上げるWebコンテンツを作成するには、読みやすくアクションに結びつく文章を作成するスキルはもちろん、低コストで多くの人に見てもらうためのSEO対策、検索結果をクリックしてもらうためのキャッチコピー、訪問者が読みたくなる見た目、コンテンツを改善し効果を高めるアクセス解析、…、と様々な分野のスキルが必要です。
本書はSEO対策の効いたWebコンテンツを作成する方法を柱に、キャッチコピーの作成やレイアウトの方法、アクセス解析の方法など、非常に広い分野を網羅することで、本書1冊で、常に成果が上がるWebコンテンツを作成できる構成になっています。また、全分野が1冊にまとまっているので、一貫した矛盾のない方法論として利用でき、実践時に迷う心配もありません。

満足度89.5%の人気セミナーを書籍化

私の運営する会社では、「Webに最適」な「感覚に頼らない」方法を追求し、「提供する情報を持たない人」でもそれを「できる」ようにする「やり方」をセミナーやコンサルティングを通して提供してきました。私達が追及する、専門的な知識や経験、そして感覚に頼らず、すぐにどなたでも実行できる方法論は非常に好評で、セミナーでは常に高い満足度を達成しております。その人気のセミナーの内容をまとめ直し、「1冊あれば、Webコンテンツの作成が全てできる本」になるよう情報を追加して作成したのが本書です。
ものすごいスピードで技術革新が行われ、激動するWebの世界で、長い間成果を出し続けるコンテンツを作成する方法を追求し、どなたでも実行できるやり方と共に提供する本書は非常に挑戦的な書籍であり、皆様にとって価値ある1冊となると信じております。

本書の概略

本書は、「1冊あれば、Webコンテンツの作成が全てできる本」となるように、以下の構成になっています。

  • 最新の状況を踏まえた基礎知識のおさらい
  • SEO対策の効いたWebコンテンツの作成方法
  • 効果的なキャッチコピーの作成方法
  • アクセス解析によるWebコンテンツの改善方法
  • 目的別Webライティングの注意点
  • 各作業を助ける無料ツールの紹介

流れに沿って読んでいくことで、Webライティングに必要な知識を理解し、常に成果を上げられるWebコンテンツを作成するスキルが身に付いているでしょう。

参考文献

本書の第4章「効果的なキャッチコピーを生み出そう」において、元となったセミナーで、「ザ・コピーライティング」(ジョン・ケープルズ著 ダイヤモンド社出版)を参考にしましたのでここに記します。
「ザ・コピーライティング」は、1932年に初版が書かれたWebを想定していない書籍であるため、Webでの方法論を扱い、独自の考察や検証に基づき作成した本書とは内容は異なりますが、コピーライティングの概念やまとめ方において参考としたところがありますので、ご興味のある方は原著をご確認ください。

末筆になりますが、この書籍がきっかけとなり、Webライティングの分野がより発展し、また、感覚ではなく、どなたでもできる再現性のある方法論を追求する流れが起こることを願っております。

アンドバリュー株式会社
代表取締役社長 鈴木 良治