Google Adwordsのキーワードプランナー仕様変更による制限の解除方法について

キーワードプランナー仕様変更による制限の解除方法について

2016年9月5日(月)

前回のブログでも更新が疎かになっていることをお詫びしましたが、またブログの更新が疎かになってしまっておりました…。すみません。
今回は、SEO業界では8月初旬ぐらいから噂になっていたGoogle AdWordsのキーワードプランナーが月間検索ボリュームの表示形式を変えるという話について、個人でSEO対策されている方などではかなり大切なことなので、あまり出回っていない情報を得たのでここで共有しておこうかと思います。
共有するのは月間検索ボリュームの表示形式を変えられてしまう基準で、どのような場合は月間検索ボリュームの表示形式が以前のままで表示され、どのような場合が月間検索ボリュームの表示形式を変えられてしまうのかを、直接Googleに確認した回答になります。

Google AdWords キーワードプランナーの表示変更

月間検索ボリュームの表示形式が変わってしまったGoogle AdWords キーワードプランナーのデータ。

結論からお伝えすると、様々なところで言われている通り、広告で出稿している費用が少ない、もしくは費用がないアカウントでは、月間検索ボリュームの表示形式が1~100、100~1000などと詳細な値ではなく、検索ボリュームの範囲しか表示されなくなるというのはその通りなのですが、Googleに直接確認したところ、
月の広告費用が100円に満たない場合、そのアカウントは翌月から詳細な検索ボリュームが表示されなくなる
ということのようです。

確認したGoogleの方は、一定期間の平均値ではないので、毎月100万円の広告費用を払っていたとしても、1度でも広告費用が100円に満たない月があれば、その翌月はキーワードプランナーで詳細な月間検索ボリュームを確認することはできなくなるとおっしゃっていました。
ネット上では、一定期間ある程度以上広告費用を払っていたアカウントでは、しばらく広告費用を払っていなくても詳細な月間検索ボリュームを確認できているなどの報告が多数見うけられるので、何かしらの優遇措置がある可能性は否めません。
ただ、まだ仕様変更が浸透していないだけの事例が多い可能性もあるので、月間検索ボリュームを確認できなくなると困る方は、最低限100円ほどは広告を出稿しておいた方が良いでしょう。

補足しておくと、Googleの方の説明では、そもそもキーワードプランナーは広告を出稿している方に、広告の効果を高めるために提供しているものなので、これから広告を出稿する予定の方が調査するためのツールではないとのことです。
もちろん、GoogleはSEO対策自体を推奨していないので、今回の表示変更を改悪とする意見も見かけますが、Googleにとっては当然の対応とも考えられます。

また、Googleの方のお話では1日あたりの使用回数制限もあるとのことですが、その制限をかける基準はわからないとのことでした。詳細な値が取れなくなってしまったアカウントで試したところ、3回ほどで以下のようなコメントが表示されるようになってしまったのですが、こんなに回数制限が少ないことはないのではないかと思っているので、この点については複数の条件で再検証しようと思っています。
こちらの情報は検証が終了しておらず、誤っている可能性もありますが、早く情報を提供した方が助かる方も多いのではないかと思い共有させて頂きました。

Google AdWords キーワードプランナーの1日のチェック回数制限

Google AdWords キーワードプランナー1日のチェック回数の制限を越えたことを伝えるアラート。

9/7 追記:24時間を越えて2日経っても上画像のチェック回数制限のアラートは消えないので、これはチェック回数制限以外の理由によるものの可能性があるかもしれません。